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イベント  2026-05-16 (Sat)

シネマカフェ【特別自主上映会「杳かなる」】

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Kiitosha×upendo

特別自主上映会「杳かなる」

あさの部10:00
ひるの部14:00
よるの部18:00

バリアフリー字幕
上映時間:124分

一般・会員同一料金
大人2,000円(1ドリンク付)
小学生〜大学生1,000円(1ドリンク付)
小学生未満 無料

※障害者手帳お持ちの方は1000円割引

各回、開場は上映30分前、定員約15名
ご予約の方優先とさせて頂きます(先着順)
車椅子の方もご参加頂けます、お気軽にお問合せください。
対応が必要な方は必ず事前にご予約ください。

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「私の声を奪うな 私をいなかったことにするな」

全身の筋力が徐々に弱まり、病状の進行によっては声も失われ、意思を通わせることもむずかしくなる難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)。6年前に確定診断を受けた佐藤裕美さんは、身体を動かすことが徐々に不自由になり不安を募らせている。発症前は活動的な日々を送っていたが、生死のはざまに揺れる今、自宅の部屋でひとり生を証しするように詩を綴っている。

春もまだ浅い頃、障害のある友人を通じて同じ病を生きる先行者・岡部宏生さんとめぐり合う。48歳でALSを発症して18年。呼吸苦のために気管切開をして人工呼吸器を装着し声を失った岡部さんは、透明な文字盤を介して介助者に自身の言葉を伝える。

病への不安と戸惑いを吐露する裕美さんに、「生きることを一緒に考えたい」と告げる岡部さん。そして、ふたりの長い旅ははじまった。

撮影から1年近くが経った頃、裕美さんはカメラの前に身をさらすことへの違和感が抑えきれなくなっていた。病の進行に伴い、人工呼吸器をつけて生きるか、つけずに死を待つかの選択を迫られる難病。

その悩み、葛藤する姿をどんな風に眺められ、消費されてしまうのか。

映画スタッフの元に、「今後の撮影は当面難しい」と裕美さんのメッセージが届く。“私”を形づくるものが崩され、喪失を繰り返す中で「死にたい」という思いに襲われる人は少なくない。何人もの患者の相談に乗る岡部さんも、かつて呼吸器をつけて生きていくつもりはなかった。

そんな気持ちを変えたのは、ひとりの先輩患者との出会いだった。「患者の自己決定」という言葉とともに先鋭化しつつある“安楽死・尊厳死”の議論。

岡部さんの友人・加藤眞弓さんは今、眼球の動きも不自由になりつつある。ジュー、ジューと決まったリズムで時を刻む人工呼吸器の音が、静かな部屋に響いている。介助者は互いの体温を確かめあうように、眞弓さんの身体を手でほぐしていく。立ちのぼる意思を見逃さないよう、顔と顔を向きあわせて眞弓さんに呼びかけ、応答を待ち続ける介助者たち。

の思いを支えているものは?私たちに、人間とは何かという根源的な問いが必要とされている。やがて、1年の取材休止期間を経て、裕美さんがカメラの前に戻ってくる。3年半にわたる撮影期間、折り重なる別れと出会い。
たよりなく風に吹かれながら織りなす日々の中で、裕美さんはある日「大事な友人を紹介したい」と岡部さんと旅に出る。その旅先で、岡部さんは一つの願いを裕美さんに告げた。託され、受け継がれていくもの。星空を見上げる裕美さんは、詩「長い旅」を書き上げる。

 “私”を失いつづける日々に、言葉がのこされる。言葉も失われた先で、人はいのちに触れる。
監督・撮影・編集:宍戸大裕 ナレーション・主題歌 寺尾 紗穂

撮影:高橋 愼二 整音効果:永峯 康弘 音楽:末森 樹

宣伝デザイン:アルビレオ 宣伝写真:澄 毅 公式HP:ヨシダジュン
主題歌『たよりないもののために』(作詞・作曲 寺尾紗穂)

企画・制作:映画『杳かなる』製作委員会 宣伝・配給:映画『杳かなる』上映委員会 2024年/カラー/日本/124分 

© 2024 映画『杳かなる』上映委員会

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